わざわざ遠方からお越しいただくお客様のために、当店の帰りにふらりと寄ることの出来る周辺のお店をご紹介。カフェから洋服屋、定食屋にディープなスポットまで、一乗寺ロコ(地元民)しか知らない情報を取材形式でお届けいたします。渡辺篤史の建物探訪と太田和彦の日本居酒屋紀行に憧れて・・・。

第一回 「つばめ」さん

 

記念すべき第一回は店頭での場所問い合わせ率NO.1(バス停と並ぶ程!)、いつでもおいしい定食が食べられる一乗寺のオアシス、つばめさんです。それではどうぞ。

(INTERVIEW & TEXT BY 堀部 篤史)

2006/4/9


広川れいらさん(左)
小島あかりさん(右)


いただいたのは勿論!名物「今日の定食800円」。
毎日健康をありがとう...。


この日は一人でラストまで。


陶器の器も販売しています。二段〜三段目の器は広川さんのご両親の作品。


珈琲ファンには名高いオオヤコーヒー。つばめマークの陶器は芦田尚美さんのもの。かわいい〜。
「内装はシンプルに、器や照明などは凝って選びたかったんです」(広川さん)

お店を始められた経緯を簡単にお話しして頂けますか?

(以下、「」内はつばめ店主、広川れいらさん)

「大学時代の友人、といっても私より5つも年上なんですけど、その小島あかりさんが卒業後仕事をしながら、今よりも自分にあった仕事を探したいと模索して考えついたのがカフェを始める事で。大学時代の友達の中でも料理担当だったわたしが誘われる形でスタートしました。」

−一乗寺を選ばれたのは?

「もともと京都でも西の端っこに位置する京都市立芸術大学に通っていたのですが、やるなら左京区がいい ということで。たまたま縁があって不動産屋さんに紹介していただいたのがここです。この店の前にも喫茶店(*1)があったので、カウンターなどの骨格をそのまま利用する形で内装を手掛けました」

−内装工事も自分たちで?

「電気や、ガスなどの基本的な部分だけは業者さんに頼んだんですけど、その時に工事用具一式をお借りする事が出来て。壁紙はがしからペンキ塗り、天井のはりつけまで友人に手伝ってもらいながら自分たちでやりました。内装はシンプルにして、置くものに拘ろうというコンセプトで。茶碗なんかは私の両親の陶芸作品(*2)なんです。」

−すごいですね、お店をされたのは初めてなのにノウハウなんかはどこで学ばれたのですか?

「二人とも店を持つと決めたときからそれぞれ自然食のお店、パスタ屋で働いて大まかな事は覚えました。最初はどれくらいお客さんが来られるかもわからないので行き当たりばったりでしたけど。」

−メニューはどちらが考えられるのですか?

「日替わり制です。次の日のメニュー当番が前日のうちに買い物や仕込みを済まし、当日のメニュー作成者が調理、もう一人がホールやドリンクを担当します。大体二週間から一月はかぶらないようなメニューの ローテーションを心がけています。やっぱりエルマガに掲載(*3)されてから定食が人気を呼んでますね。 いつでも食べられるので3時でも8時でも定食を食べられる方はたくさんおられます。」

−いつも本当に美味しいですよね。僕は飲めないんであれなんですけど、コーヒーの評判も凄くいいですよね。

「実はわたしたちも始めるまであんまり飲まなかったんです(笑)。特に私の方は気持ち悪くなっちゃった り・・。お店をやろうと決めてから、いろいろなところのコーヒーを飲んで研究して。で、ある店のコーヒー飲んで初めて「おいしい」と思えたのがオオヤさんのコーヒーでした。豆を買ったらオオヤコーヒー(*4)のものだと分かったんです。雑誌で見かけたり、気 になってたんですけどそれも偶然が重なって、友人から紹介してもらえる事になって。いまでは豆の販売も してますよ。」

−なるほど、じゃコーヒーが苦手な人でも飲みやすいという事ですね。今度頼もうかな(ジンジャエールを飲みながら)。で、どうですか、一乗寺は(唐突に)。

「うーん、もしかすると雑誌なんかで見てオシャレな町というイメージを抱いている方も居られるかもしれ ないけど、実際はかなり庶民的な町ですよね。常連のお客様もキャラの濃い人が多いし(笑)。」

−お店の名前の由来は?

「うーん、子供からお年寄りまで簡単に覚えられるシンプルな日本語でなおかつ可愛いものがいいというこ とで思いついたのがこの名前です。」

−最後に恵文社一乗寺店のお客様にメッセージを頂けますか。

「恵文社さんからとっても近いので帰りには是非お立ち寄り下さい」

いつもスタッフみんなお世話になっているつばめさんですが、こうしてちゃんとお話を聞くのは初めて。聞いてみるとかなりDO IT YOURSELFな姿勢が素敵でした。お店を始めたい方は勇気づけられたり参考になるようなモデルなのではないでしょうか。これからも美味しい定食とコーヒー、よろしくお願いします。

*1 ソネットという喫茶店。店が在りし頃は当店から雑誌の配達もしていました。
*2 店の片隅に作品が飾られ販売されています。ほかにもご友人の陶芸作家芦田尚美さんの作品も
*3 関西の信頼できる情報誌、『L MAGZINE』 2006年3月号、特集「本日は定食日和」に掲載、表紙にもつばめさんの写真が使われました。
*4 京都では知る人ぞ知るコーヒーブランド。美山町で焙煎される。雑誌『クウネル』でも取材、紹介された。オオヤコーヒーが焙煎した珈琲が飲めるカフェは非常に少ない。

 

メニュー(一部)

定食 800円
カレー 700円
今月のコーヒー 400円

インタビュー日の定食メニュー
*豚と大根の角煮
*菜の花のからし酢みそ和え
*雑穀ごはん
*みそ汁
*漬け物

   
 

 


つばめ

京都市左京区一乗寺払殿町30-2 
(当店より徒歩30秒)

Google mapで詳しい地図をご確認いただけます

TEL 075-723-9352

AM11:30-PM8:30(L.O.) 月曜定休

       
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